Sponsored Link

 

度重なる不正が発覚している自動車会社大手のSUBARU(スバル)の社長の中村知美氏が今月11月5日に記者会見を行い追加で10万台のリコールを行う事を発表しました。

 

今回のリコールは去年の不正発覚以降も不正を続けていたことを社員によって暴露された事で余儀なくされたもので、世間の声では「もうスバルは終わった…」という声が上がっているようです。

 

このままでは操業停止まであり得るという状況ですが、なぜスバルがここまで不正を続けてしまうのか?

その原因・理由をこれまで発覚した不正を時系列順にまとめながら考察していきたいと思います。

 

安価高品質が売りの日本車のブランドイメージを下げる行為は本当に残念ですが、対応をしっかりしてクリーンな体制に戻してもらいたいですね。

Sponsored Link

スバルのこれまでの不正&対応まとめ

最初の不正発覚:2017年末

まず最初にスバルの不正問題がマスコミによって強く取り上げられたのが、ちょうど1年前の2017年9月の新車検査問題です。

 

その時は工場内の新車の完成検査を無資格者が行っていたことが問題になりました。

 

スバルには新車の完成品を検査する完成検査員になるためには、相応の現場経験と研修を義務付ける規定があります。

 

しかし、その検査員になるためのハードルの高さが仇となり、研修中の者が正規検査員の印章を借りてGOサインを出すなどの不正を行っていたとのことです。

 

この不正が30年ほども続いており、購入者の安心・安全を担保するためにも無資格者によって最終審査を通った計12車種、約25万5000台を問題発覚からまもなくして発表。

 

今回の件は正規の最終検査が出来ていなかったものの、実物の商品に対して大きな問題が発覚したわけではないのでむしろスバルの素早い対応に対して賛辞の声さえ上がっていました。

 

しかし、この不正をきっかけに国交省からの社内調査が入り、その後次々とさらなる不正が発覚していくことになります。

半年後の燃費データ改ざん問題

 

それから半年後の2018年4月、国交省の内部調査により今度は燃費データ改ざんの不正が発覚します。

 

その燃費不正改ざんの詳細は以下のようになっていました。

SUBARU群馬製作所の本工場および矢島工場の完成検査工程に属する燃費・排出ガスの抜き取り検査において、測定値を書き換えることによって、実際の測定結果として記載すべき数値とは異なる数値を社内書類に記載するという不正行為が行われていた。測定装置などに保存されていたデータから、少なくとも12年12月から17年11月までの期間にわたって、燃費・排出ガス測定の対象となった台数6939台のうち、測定値の不正な書き換えが行われた台数は903台に上った。

引用: https://biz-journal.jp/2018/06/post_23696_2.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.

 

つまり、実物とは異なる燃費数値を報告し、それが顧客の元に届けられていたというのです。

 

この不正も長き渡って受け継がれていたと報告されていて、社内内部の倫理体制が完全に崩壊していたことを意味しますね。

 

さらに、燃費データ改ざんだけでなく不適切な方法で燃費測定をしていたこともその後のスバル自身の内部調査によって明かされました。

 

それが以下の内容です。

燃費・排出ガス測定時には、試験室内の湿度が30~75%までの範囲でなければならないと細目告示等に定められているところ、試験室内の湿度が上記範囲外の測定環境(湿度エラー)であったにもかかわらず、有効な測定として処理した事案が存在する。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00010002-autoconen-bus_all&p=1

 

正確に燃費が測定できる環境下で測定していないデータを計上してい立という事ですね。

 

この燃費不正問題に対してのスバルの対応は記者会見と再発防止策をまとめた報告書の発表となっています。

 

昔からスバルの車の記載燃費と実燃費の乖離は消費者の間では有名だったようで、その問題がここで明るみになったという事ですね。

2018年10月:検査員不正問題の再発覚

 

そして2018年の10月に今度はブレーキの完成検査で不正が見つかったとして約6000台のリコールを発表しました。

 

こちらのリコール対象車は、去年の無資格者検査員による完成検査が行われた工場と同じ現場で製造されたもので、去年のリコール対象車は17年10月4日~12月15日で今回のリコール対象車は12月14日から12月29日製造のものになります。

 

つまり、去年の段階で不正が行われていた車の対象期間が間違っていたという事ですよね?

 

15日までは不正検査だが、それ以降は正規検査方法だったという意味での去年のリコールだと思いますが、それも間違った報告だったという事の裏付けとなっています。

2018年11月:検査員不正が今まで続いていたことを認める

 

その証拠に、今月11月5日に再度の不正が発覚し、中村社長の記者会見が行われました。

 

なんとその不正内容が、去年発覚した不正検査が今年の10月末まで行われていたという物なのです。

 

これは先月10月の国土交通省の立ち入り調査の際に、社員からこの不正が暴露されたことによって発覚しました。

 

記者会見などでは体制を改善したなどと発言していたにもかかわらず、実質体制は変わっていなかったという事で、スバルに対する信用が地に落ちたといっても過言では無いですね。

 

今回のリコール対象車は今年1月9日~10月26日に国内向けに製造したすべての乗用車約10万台と大規模な対応を取っていますが、いつも対応は早いものの次々と不正が発覚するので「スバルは口だけ」という印象を持たれても仕方ない状況です。

スバルの連続不正発覚の原因は?

 

去年から続く連続でのスバルの不正発覚問題ですが、不正が続いている原因は何なのでしょうか?

 

自分が最初に思ったのが、スバルのように営業歴が長い大企業内ではこういった体制が自然と出来上がってしまう事が原因ではないかという事です。

 

これは人間心理レベルでも理解できることで、初めは細心の注意を払っていたものも、長い年月をかけるうちに段々と雑になっていくのはある程度しょうがないことですね。

 

事故なども初心者ドライバーよりも中級車ドライバーの方が多いなんてことも言われますし、こういったデータ改ざん不正を行っているのが本当にスバルだけなのかは甚だ疑問です。

 

たまたま、去年スバルに大きな問題が見つかって、立て続けに厳しい調査が入り発覚しているだけかもしれません。

 

 

次に考えられる原因としてグローバル時代に突入して大企業の生き残りが厳しくなっている現状も考えられるでしょう。

 

今は高品質の物を作ったからと言って自然と売れる時代ではないので、しっかりと戦略を練ったマーケティングを世界全土に向けてやっていく必要があります。

 

実際にスバルの世界生産台数は急成長しており、その大量生産に伴って品質が軽視されている現状がありそうです。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00010000-newswitch-ind.view-001

 

大企業であっても攻めなければ潰れる時代なので、多少のリスクをはらんだ戦術を取らざる負えず、そのリスクが表面化してしまったという状態でしょうか。

スバル不正問題で操業停止もあり得る?

 

気になるのはここまで立て続けに不正が起こるとスバル全社での操業停止もあるのではないか?という事ですよね。

 

結論から言うと流石にそこまでは無いかなという印象です。

 

まず直近の不正問題はどれも重大な事故を引き起こしたわけではないので、コアなファン全員が離れるかと言われると疑問です。

 

また世界マーケットで販売数も増えているようですし、不正に対してもちょいちょい穴はありますが一応対応はすぐにしている印象はあります。

 

なので、ここからしっかりと社内の体制を見直すことに全力をかけて、自浄作用をしっかりと働かせれば失ったブランドイメージを取り戻すことも不可能では無いのではないでしょうか?

 

日本企業は不正への対応について非常に不適切な行動が目立つので、むしろここをしっかりと決めればピンチをチャンスに変えることも可能だと思われます。

 

スバルは非常に魅力的な車が多いので、ここからまたよみがえってもらいたいと思いますね!